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コンタクトレンズ使用者の1割が眼病に!

~ コンタクトレンズの正しい知識 ~

今や日本におけるコンタクトレンズの使用人口は1500万人。国民の10人に1人がコンタクトレンズを使用していると言います。最近では品質の向上もあり、装着感のよい使い捨てのソフトレンズを中心に、視力矯正はもちろんのこと、瞳を大きく見せたり、瞳の色を変えるファッション用途としても、多くの人に手軽に利用されるようになっています。しかし、一方でコンタクトレンズによる眼障害も増え続け、現在では年間150万人、使用者の1割がコンタクトレンズによる眼障害を起こしているのです。メガネの煩わしさがなく、使いはじめると非常に便利なコンタクトレンズ。長く使っていきたいものだからこそ、注意点を理解して上手に付き合いましょう。

【関連ページ】コンタクトレンズのメリット・デメリットを比較してみた
 

失明の危険もある?!眼障害の種類とは?

具体的に、コンタクトレンズによる眼障害にはどのようなものがあるのでしょうか?その代表例をご紹介していきます。

▼点状表層角膜症
最も多いと言われているコンタクトレンズによる眼障害で、角膜表面に細かい傷がついてしまう病。多くの場合自覚障害はなく、レンズを外して時間を置けば回復することが多いのですが、適切なケアをせず、再発を続けていると、時には角膜上皮びらん、角膜潰瘍、眼内炎等の重篤な眼障害を引き起こすことがあります。


参照元:日本眼科学会

▼アレルギー性結膜炎、巨大乳頭結膜炎
最近増えているトラブルの一つ。まぶたの裏側にブツブツができ、目やにやかゆみを感じ装着感が悪化します。多くはレンズ使用を中止すると改善しますが、その原因はレンズに付着した汚れや装着による刺激へのアレルギー反応と言われています。


参照元:日本眼科学会

▼角膜血管新生
角膜にはそもそも血管はありませんが、コンタクトレンズの長期使用等で慢性の酸素不足に陥り、周辺から中心に向かって角膜内に血管が侵入するケースです。重くなると完全に血管を消失させることが難しく、視力障害をおこす病気です。


参照元:日本眼科学会

▼角膜潰瘍
眼障害の中では重篤な症状で、角膜についた傷に細菌や真菌などが繁殖して起こります。痛みや異物感を感じ、涙の量が増え、角膜が白濁したり、角膜全体に及ぶような深い潰瘍を生じたり、角膜に傷跡が残り、視力低下をきたすケースがあります。中でも、水道水や井戸水の中に生息するアカントアメーバに感染した場合は、角膜を溶かしながら眼球の奥まで侵入するため、失明する可能性もあり、きちんとした治療が必要です。

▼角膜内皮細胞障害
角膜内皮細胞は角膜を透明に保つ働きをしています。この細胞は、酸素不足になると減少していき、一度減ると二度と増えることがないため、ある程度の限界を超えると視力低下、失明状態となる病気です。特徴は、自覚症状を伴わず進行していくこと。コンタクトレンズの装用は、酸素不足に陥りがち。特に長期間連続装用をしている人は注意が必要です。

コンタクトレンズによる眼障害が増えている理由

放置しておくと取り返しのつかないことにもなりかねない、コンタクトレンズによる眼障害。近年増え続けているのには、主に2種類の要因があげられます。

第一に、コンタクトレンズの購入が容易になったことです。コンタクトレンズは高度管理医療機器に指定されており、通常は医師の処方の上で購入するものです。しかし現在ではコンタクトレンズは多くの量販店や、インターネットでも購入できるようになってきました。それによって消費者は眼科での診察をせずに購入できるため、眼障害に気づかず治療が遅れてしまう、ということが蔓延しています。また若者の間でファッションとして用いられているカラーコンタクトレンズは、医療品ではなく日用雑貨品の扱いとなるので、更に購入のハードルが低くなります。カラーコンタクトレンズの中には、色素成分に毒性が指摘されたり、酸素透過率が通常のコンタクトレンズより低いなどの事例もあります。知識のないまま無防備に使用することは眼障害の原因となります。

第二の原因はコンタクトレンズの誤った使用方法によるものです。コンタクトレンズの使用期限を守らず長い時間装用し続けたり、あるいは適切なレンズケアを怠ったための洗浄不足や汚れなど。これらの無防備な習慣によって目が酸素不足に陥ったり、傷ついたり、細菌感染などが生じやすくなります。
注意すべきは、コンタクトレンズによる眼障害は、初期の段階では自覚症状が乏しいこと。自覚症状が出た時には、重症状態になっていることがあるため、初期の段階で適切な治療が行われていれば、避けられることも多いのです。

コンタクトレンズによる眼障害を避けるためには?

ともすれば自覚症状なく、患ってしまう眼障害。避けるにはどうしたらよいでしょうか?大切なのは以下の4つです。

1.コンタクトレンズの処方は、眼科専門医で受けましょう

事前に眼障害を予防するには、自分の目の状態をよく把握し、状態にあったコンタクトレンズを処方してもらうことが必要です。また、定期的に眼科医に見てもらうことが、眼障害の早期発見にもつながります。適切なレンズ、正しい装用とレンズケアの指導をしてくれる眼科医を選んで処方してもらいましょう。

2.コンタクレンズの使用方法を守りましょう

眼障害が起こる最大の原因は、長時間に及ぶ装用など、使用方法を守らないことです。これによって目の表面が酸素不足になり、角膜に傷がついたり、細菌の感染を起こしやすくなりますので、医師の指導のもと決められた装用時間を守りましょう。

3.コンタクトレンズのこまめなケアを心がけましょう。

コンタクトレンズを安全に使う為には、日頃からこまめなケアは欠かせません。よく手を洗ってから、レンズの洗浄、保存を心掛けてください。

4.目の違和感を感じたらすぐコンタクトレンズを外しましょう。

コンタクトレンズを装用することは、あくまで“異物”を直接目の中に入れることです。少しでも目に違和感を感じたらすぐに取り外し、医師の診察を受けるようにしましょう。

長い間、コンタクトレンズを使っているとついつい、自己流でのケアや使い方の習慣がつきがちです。眼科医のアドバイスとチェックを受けながらの、正しい装用とこまめな検診こそが目をいつまでも健康に保つコツです。一生クリアな視界でいられるように、コンタクトレンズとはうまくつきあっていきたいものです。

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