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真菌性角膜炎

真菌とは病原性カビの一種であり、これによる角膜感染症を真菌性角膜炎と呼びます。健康な角膜には真菌が進入するということはほとんどなく、この病気自体まれなものです。

真菌性角膜炎の症状と特徴

細菌によって起きる角膜炎と異なり、健康な角膜に真菌が侵入してしまうことはほとんど見られない症状です。そのため、真菌が原因の真菌性角膜炎はかなり症例が少ない病気です。カンジダ属などの酵母菌、アスペルギルス属などの糸状菌が真菌性角膜炎の原因菌となります。

目に持病がある方や、体の抵抗力が落ちている方、真菌のついた埃などの異物が目に飛び込んできたといった事例で発症することが考えられます。農作業など、屋外で作業する方に見られることが多いです。植物性のものが異物として飛び込んでくることで発症するケースが多く見られます。

真菌性角膜炎は細菌性の角膜炎と似たような症状を示します。角膜のにごりや充血、強く目が痛んだり大量に目やにが出たりという症状が多く見られます。

真菌性角膜炎の治療方法

真菌性角膜炎の治療には抗真菌薬の点眼治療などが行われることが多いですが、治癒するまでに長い時間がかかるケースもあります。抗真菌薬にもいろいろな種類がありますが、目に対する薬として利用できるものは限られます。点眼薬のほか、ピマリシン眼軟膏という軟膏薬が用いられることが多いです。

点滴治療などが必要なケースでは、入院して患者さんの経過を見ながらということもあります。角膜へ残る影響が大きい、視力に問題が出るという場合は角膜移植の手術が必要になることもあります。細菌性の角膜炎と同じく、目の異物や異変に気付いた時に、早めに眼科にかかり診察を受け治療をはじめることが重要です。

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