眼精疲労
眼精疲労とは、視作業(眼を使う仕事)を続けることにより、眼痛・眼のかすみ・まぶしさ・充血などの目の症状や、頭痛・肩こり・吐き気などの全身症状が出現し、休息や睡眠をとっても十分に回復しえない状態をいいます。
眼精疲労の症状と特徴
勉強やパソコンの事務作業、読書やゲームなど目を使う作業を長時間続けていると、目の重たさやかすみ、充血などの目の症状に加え肩こりや吐き気、頭痛といった症状が出てくることがあり、こうした状態を一般に眼精疲労と呼びます。目だけの疲労は休息・睡眠をとると改善されることが多いですが、眼精疲労は慢性化し、全身に症状が広がるためにやっかいです。食欲の不振であったり、場合によっては抑うつなどメンタルへの症状が出ることもあります。
これは目の酷使だけが原因で起こるのではなく、高血圧などの全身の状態が関係していることもありますし、光の刺激によって症状が出やすくなることもあります。職場のストレスなど、精神的な要因も関係していると考えられています。
眼精疲労の治療方法
眼精疲労は原因を特定し、その原因に対応した対策・治療を行うことが最も大切なこととなります。環境的な要素、精神的な要素がないのであれば、眼科や内科医で診察を受けるようになさるのがおすすめです。普段目を使う作業が多い方などでも、直接的で一番大きな原因が疲れ目であるとは限りません。
もちろん、目を温めたりマッサージしたりすることで血流を促したり、加湿器で部屋の乾燥を抑えドライアイを予防することなどは眼精疲労を抑えるために日常的に行える、意味のあることです。ドライアイの場合は点眼薬も効果的ですが、できれば防腐剤を使っていない人工涙液がおすすめです。ドライアイの目はとても刺激に敏感なので、できるだけ刺激の少ないものが適します。