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レーシックの歴史

フラップをめくって角膜内部を加工する――斬新な構造のALK

レーシック誕生への飛躍的進化

1988年、新たな技術革新が起こり、角膜の屈折矯正手術はふたたび大きな歩みを進めました。ALK(Automated Lamellar Keratectomy)の登場です。ALKはコロンビアの研究者ルイーズによって開発されました。

ALKの最新かつ特徴的なポイントは、マイクロケラトームという角膜を薄くスライスする機械を使って、角膜の表面にフラップ(一部が本体につながった状態のフタ)を作成することです。

マイクロケラトームは、小型のカンナのような精密機器です。手術の手順としては、フラップ作成後にそれをめくり、別の種類のマイクロケラトームで角膜中央部を削り、またもとどおりにフラップをかぶせます。

角膜内部の「実質層」への矯正はメリットがいっぱい

つまり、以前のPRKでは角膜表面に直接レーザーを当てて加工していましたが、ALKではフラップをめくった内部(角膜実質層)を加工する角膜矯正手術になっています。

この手法だと、角膜実質層を削る量で屈折矯正を調整することができます。実質層は細胞が再生しないので加工部分は半永久的に変化せず、術後の視力がこれまでと比較すると安定して保たれる傾向がみられました。角膜の混濁も起こりにくく、手術の痛みはほとんどなく回復も早くなり、ALKはいくつもの弱点を解消していました。

ただし強度の近視治療にはよいものの、矯正精度はまだ低く、また合併症として乱視の発生が多くみられたこともあって広く普及するには至りませんでした。しかしALKはレーシックが生まれる大きなきっかけになるという大役を果たしました。

研究成果の継承がレーシックという実を結ぶ

ちなみにALKの開発者ルイーズは、1963年にケラトミレイシスを開発したバラケの門下生です。ケラトミレイシスは角膜からフラップを切り取り、それを工場で冷凍した上で加工し、また角膜にもどす手術です。手間も時間もかかりすぎるので人々には支持されませんでしたが、「レーシックの基礎」と呼ぶ人々も多くいます。ルイーズはバラケのアイデアを発展させてALKを編み出しました。

*ここまでに紹介した技術は、以下のようにレーシックにつながっていきます。

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