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手術後の検査とアフターケアーについて
術後の検査・注意事項
■「生まれ変わったみたい」「期待以上に見えるようになった」――。
そんなケースでも油断は禁物。回復した視力をキープするには、守るべきルールがある
レーシックで最高の結果を出すには「術後の行動」が大きな鍵
■負担の少ない手術ならではの“油断”。それが成果を台無しにすることも
レーシックの手術を無事に終えた方は、ほっと安心されると同時に「こんなに簡単なものだったのか」と思われるようです。ごく短時間で終了したためにあっけない思いをされるようですが、安心してしまわず医師の指示をよく守り、回復に努めてください。
患者さんの術後の行動いかんでは「視力が充分に戻らない」あるいは「フラップがずれてしまった」「感染症になってしまった」などのトラブルを引き起こしてしまうことがあります。術後の過ごし方についてはこの後ご紹介しますが、クリニックから受けた注意は、どれも厳密に守ってください。
■手術後の検査をすべて終えてようやく“レーシック終了”となる
また、ささやかな術後トラブルであっても、早期に適切な処置をおこなわなかったために、重篤な疾患を引き起こしてしまうケースもあります。
自覚する不調がないからといって指定された検査に行かないのは、賢明な行動ではありません。手術が首尾よくすんだからといって、まだ期待どおりの視力がもたらされると決まったわけではありません。最高の結果を実現するには、術後のケアと検査が重要です。
手術当日の<よくあること>と<過ごし方>
■手術直後:別室で休憩 ⇒ 術後検査を受ける ⇒ 帰宅
術後、患者さんは手術室を出て別室に移り、15~20分、休憩します。かぶせたフラップがきちんと接着するよう、目をつぶって過ごします。
手術中には点眼麻酔をしているため痛みはありませんが、手術後、麻酔の効き目が切れてくると、人により軽い違和感や痛みが生じることがあります。よく聞かれるのは「少しゴロゴロする」「しみる感じがある」「ヒリヒリしている」などの訴えです。
いずれも軽いものなので患者さん自身もあまり気になりませんし、休憩をした後、医師によって術後検査がおこなわれますので、その際にきちんと報告して診察をしてもらい、異常が起きていないか診断してもらいましょう。
また、術後すぐの「見え方」にも個人差があります。光がまぶしく感じられてよく見えなかったり、かすみがかかったように曇って見えるケースも多くあります。
もちろん、「手術直後の見え方」に一喜一憂してもあまり意味はありません。それよりも冷静に自分の今の状態を観察し、それをありのまま担当医に伝えることが大切です。術後の目の状態や見え方についてなにか変調があっても、それは「気にするべきこと」なのかそうでないのかは、担当医が正しく判断してくれます。
当日の術後検査では、医師が患者さんの「見え方」や「目の感じ」などに関する訴えを聞き、また目の状態を診察して、「手術を適切に終えることができたか」「患者さんの目は手術によって異常な反応を示していないか」などを確認します。
その場で必要な処置があればおこない、ケアのしかたや注意点について指導があります。この術後検査によって医師から受けたアドバイスは、必ず守りましょう。
■帰途:安全な交通手段・保護グラス着用で帰途につく ⇒ まっすぐ自宅へ
手術当日は決して車、バイク、自転車の運転をしません。クリニックへの往復も、電車、バス、タクシーを使用するか、どなたかに送り迎えを頼むなどしてください。術後すぐは視力がたいへん不安定なので危険がともないます。
術後、多くの患者さんが経験する「ハロー・グレア」と呼ばれる合併症があります(⇒ 詳しくは「レーシック 合併症と対処法」をご参照ください)。光がギラギラと異常にまぶしく見えたり、そのせいで一瞬周囲が見えなくなったり、光がにじんで見えるものです。ほとんどのケースは一時的なものなので心配はいらないのですが、この症状が出ているときに車などの運転をすることはたいへん危険です。
また、術後は目に保護用のグラスを装着して帰宅します。1週間程度は、必要に応じてこのグラスを着用して過ごします。刺激の強い光、風、雨水、粉塵などからデリケートな状態の目を守ることができます。
この日は、体や目にとくに異常がなくても、まっすぐ自宅に帰り、できるだけ目を閉じて安静に過ごします。ささやかであっても傷やストレスを受けた目の回復を助けるには、眠ることがいちばんです。
■帰宅後:自宅で安静に休息・処方薬 ⇒ 眼帯をつけて早めの就寝
手術当日は、洗顔・入浴・洗髪・メイク、どれも控えます。間違って目に水、石鹸、化粧品などが入ってはいけませんし、うっかり目をこするような状況も避けます。いつもの洗顔のかわりに、温かい蒸しタオルなどを使い、目の周囲をよけて注意深く拭くようにするとよいでしょう。
テレビ、パソコン、ゲームなどの強い刺激を受けることも目の負担になりますから、この日は我慢します。目の乾燥に気をつけて保湿のための点眼をし、ほかに抗菌剤、抗炎症薬など指示された処方薬やケアがあれば忘れずにおこないます。そしてお酒を控えて早めに就寝します。
人によっては目や見え方に、気になる症状が起きているかもしれません。どのようなものにしても、レーシックの直後にはほとんどの患者さんになにかしらの違和感、見え方の変調が起こるものですから、過度に心配することなく眠って目を休めるのがよいでしょう。翌日クリニックで予定されている検診を受ければ、さまざまな疑問や不安も解消できます。
この日から手術の数日後、あるいは1週間後くらいまでは、眠っている間に目をこすったりしてしまわないよう、保護用の眼帯をテープでしっかりと顔に固定して眠ります。就寝時だけでなく、昼寝の際にも装着します。
手術翌日から「デリケートな1週間」の過ごし方
■翌朝:起床時の見え方をチェック ⇒ 目をいたわりながら生活 ⇒ 検診
翌朝、目覚めたときに視力の格段の回復を実感する患者さんが多くいらっしゃいます。前日のかすみ目などがとれて、クリアな視界に感激されるケースが多いのです。
しかし「これで万事OK」というわけではありません。角膜はまだ癒えず、非常に不安定な状態にあります。この後に視力に異変が起きる場合もありますし、不適切な過ごし方によって感染症、そのほかの問題が生じる例もあります。不注意で合併症を起こし、せっかく手に入れた視力を衰えさせ成果を台無しにしてしまうことのないよう、必ず予定どおりにクリニックで受診します。
またこの時期は日々のケアがたいへん重要です。手術の翌日も、洗顔・入浴・洗髪・メイク、飲酒、どれも控えます。またパソコンやテレビの視聴など、目に負担のかかる作業はできるだけ短時間にすませます。
目の乾燥はよくありませんので、きちんと点眼をおこない、またエアコンや外の風に直接目を当てないよう気をつけます。さらにほこりの多い場所や掃除のときなど、必要な場面では必ず保護用のグラスを着けましょう。
また目に休息をとらせるため、折に触れて目を閉じ、こすり目予防の眼帯を着用して休みます。睡眠は順調な治癒を促す大切な要因ですので、就寝時にはたっぷり時間をとって眠ります。
■翌日検診:できれば運転せずにクリニックへ ⇒ 検診 ⇒ 自宅でケア
クリニックでは担当医に様子を報告し、診察をしてもらって手術後の経過、角膜の状態、視力回復状況の確認をおこないます。
患者さんは「昨日、目をこすってしまった」「目に水がはいってしまった」「少し片方の目が重い気がする」など、小さなことでも、言いにくいことでも、担当医にお伝えください。医師にとっては「重要な情報」である場合があります。
■翌日検診~1週間:毎日、細やかな経過観察 ⇒ 指示通りのケアを実践
「翌日検査」以降、ほとんどのケースで次の診察は1週間後に予定されていると思います。しかしそれ以前に目に異常を感じたら、次の検診を待たずクリニックに連絡して指示を仰いでください。
とくに痛みが徐々に強くなる、赤みやかゆみ、熱っぽさが出てきた、視力が急激に落ちたなどの場合、速やかな報告と処置が必要です。合併症の問題は、早期発見・早期治療で大幅にリスク軽減することができます。
翌日検診からの1週間は、少しずつ日常生活を取り戻していきます。
手術の翌々日以降であれば、洗顔・入浴・洗髪・お化粧などをおこなっても問題ありません。ただし目に水や洗剤等を入れてしまわないよう、また目やまぶたを強くこすってしまわないよう充分に留意します。洗髪については、理容院や美容院を利用するのも安全でよい手段です。お化粧は、アイメイクのみ数日間、控えておいたほうがよいでしょう。
またテレビ、パソコンの使用も構いません。ただし長時間使用することは避け、目の乾燥にも注意します。疲れ目を自覚する前に作業を終了するよう心がけます。
運転に関しては、慎重に担当医と相談をして決定するのが望ましいでしょう。わずかなかすみ目、光への過敏さなど、普通の生活にはほとんど支障がない不調であっても、運転中には一瞬の視力不良が事故を招きます。
飲酒、ウォーキングなどの軽い運動は、術後数日たてばまた楽しむことができます。ゴルフは1週間、水泳は1カ月ほど様子をみて医師に確認するとよいでしょう。
また小さいお子さまやペットのいるご家庭では、外出時用に用意された保護用のグラスを家の中でも着用されたほうがよいでしょう。ほこりが舞う掃除などの作業時だけでもしっかりと目を覆って守るようにしてください。
■1週間検診:検診 ⇒ 見え方と目の状態を診察 ⇒ 指示どおりのケアを実践
術後の角膜の状態、そして視力の状態について医師が引き続き確認します。患者さんは、とくに「見え方」「目の状態」の自覚的状態について詳細にお話しください。熟練した眼科医であっても、目をみればなんでもわかる、というわけではありません。むしろ「患者さんに言ってもらわなくてはわからないことだらけ」なのです。異常を発見するためには、患者さんの最大の協力が必要です。
レーシックでは一時的な軽い合併症がしばしばみられます。もしかしたらこの時期、患者さんにとって非常に気になる症状が現れているかもしれません。それらについて「「治療は必要ないのか」「どんなケアが有効か」この後視力が落ちてしまったりしないのか」「先の見通しはどうなのか」など、尋ねたいことは遠慮せず担当医に打ち明け、こころの不安も含め解決していきましょう。
また大きな問題がなければ、この頃から日常生活の上ではほぼ普段どおりお過ごしいただけるでしょう。ご自身が一時的に控えていたアクティブな活動、スポーツなどについては、個別に相談をして医師からアドバイスをもらってください。
新しい生活がスタートする「術後1週間」からの過ごし方
■1週間目以降:毎日、目と視力の状態をチェック ⇒ 目をいたわりながら普段の生活へ
個人差の大きいことなので一概にはいえませんが、手術後は不安定だった見え方が、1ヵ月後くらいから安定状態に向かっていきます。経過の順調な方は、良好な視力で新しい生活をスタートさせることができるでしょう。
ただしこの時期に「目がゴロゴロする」「夜に光がまぶしく感じる」「ドライアイの症状がある」など不調があっても、失望したり不安になることはありません。軽症の合併症でしたらケアを続けていくことで問題は解消していきます。半年、1年にわたって合併症の症状があっても、その後に軽快していくパターンが多くあります。
とくに手術によって一時的に切断された神経が修復されるまでには1年ほどかかりますので、結果を急いだり、焦ったりして苦しむのではなく、ケアを続けながら自然な治癒を気長に、楽しみながら待とうという気持ちでいるのもよいでしょう。
ただし自己診断・自己治療はたいへん危険です。不調の原因などを担当医に診断してもらい、必要な処置を受けるとともに、正しいケアの方法を学んで実践するようにしましょう。
合併症について詳しくは「レーシック 合併症と対処法」でご紹介しています。知ることで安心できたり、大事に至る前に適切な処置がとれるなど、知識の恩恵は大きいものです。
手術後の経過が良好な方は、多くの場合3ヵ月検診の後、任意検診となります。できれば半年後や1年後にも担当医のもとを訪れて状態を診せることが望ましいでしょう。
スムーズな回復のための「手術後の過ごし方」
ここでご案内しているのは、おおまかな目安です。患者さんは手術後の状態も体質も千差万別ですから、実際にレーシックを受けた方は、ご自身の担当医に詳しいアドバイスをお求めください。
△ ⇒「目への刺激や負担をかけないこと・保護することを留意しながら短時間おこなうなら可